声優・小野大輔さん

 今回は「小野大輔」さんです。小野さんは現在最も人気がある男性声優の1人で彼の名前と声を知らない声優ファンはいませんし、声優アワードでは主演や助演で何度も受賞経験があります。そしてルックスもイケメンであることから女性からの支持を多く得ていて、有名女性週刊誌「an・an」でイケメン声優として紹介され写真集も爆発的な売れ行きだったとか。もちろん声優としての実力もとても高いものをお持ちで代表作もたくさんあります。演技の幅も広くAIRの国崎住人や涼宮ハルヒの憂鬱の古泉一樹のような正統派イケメンや、うみねこのなく頃にの右代宮戦人やファイナルファンタジー13のスノウのような熱血漢。黒執事のセバスチャンやジョジョの奇妙な冒険第3部の空条承太郎のようなクールな役、ばらかもんの半田清舟や繰繰れ!コックリさんのコックリさんのようなヘタレな役。そしておそ松さんでは十四松という明るい狂人と呼ばれるほど頭の緩い役を演じるなど、様々な役で多くの作品に出演していらっしゃいます。アニメやゲームだけでなく洋画や実写の吹き替えでもご活躍されていて、アメリカの人気テレビドラマでレギュラーキャラの役や仮面ライダー電王でテディを演じていらっしゃいました。あまりにも役の幅と声の幅が広いため、キャストロールを見るまで演じられていたのが小野さんだと気付かなかったということも少なくありません。今年2月に17年間所属していた事務所を退所してフリーランスとなったのですが、環境が変わってもその仕事量は減ることはなく今後も多くの作品でその素晴らしい演技をお聞きすることでしょう。
 声優としてのお仕事以外にもラジオパーソナリティや歌手としても活躍されています。ラジオでは自身がパーソナリティを務めた番組が、日本の優秀なアニメラジオ番組に送られるアニラジアワードの様々な部門で何度も大賞を受賞。番組の魅力を伝えつつ共演者の魅力を引き出しつつ、演技を聞いているだけではわからない自身の魅力をリスナーに届けてくださいます。特に自身が主演を務めたジョジョの奇妙な冒険第3部のラジオ番組での飾らないありのままの自分を晒して作品への愛を語る姿は、原作ファンと同じかそれ以上の熱さで番組を盛り上げていらっしゃいましたよ。歌手としても高い歌唱力をお持ちで自身が演じたキャラクターとして歌うのはもちろん、アニメ情報番組で主題歌を担当するなど本職の歌手並に多くの楽曲を世に送り出していらっしゃいます。シングルCDもアルバムCDも数多く出され、オリコンチャートでも上位常連。その歌声に酔いしれたファンは多く、2016年1月には男性声優4人目となる単独日本武道館ライブも行われました。
 声のスペシャリストとして多岐に渡って活躍されている小野大輔さん。「期待は裏切る。予想は超える。」、「世に生を得るは事をなすにあり。」をモットーに忙しい日々でもエネルギッシュにご活躍されています。元々はラジオ作家志望でラジオドラマ制作時に人手が足りなかったことがきっかけで声優を目指すようになったとのことで、目指し始めたのは大学卒業後と遅め。ラジオ作家になりたかったのも人見知りで人嫌いだから、ラジオ番組ならば少人数でも仕事出来ると思ったのが理由でした。一念発起して声優事務所付属の養成所で学びデビューしたのですが、涼宮ハルヒの憂鬱の古泉役でブレイクするまではなかなか知名度が上がらず厳しい下積み生活を送られていたそうです。人見知りな性格もあってかディレクターからキツめのダメ出しをもらって落ち込みすぎてしまい、打ち上げに参加出来ずにそのまま帰ったというエピソードもあります。現在は克服しアクティブな性格になったとのことですが、それは「思いついたらすぐ挑戦することを心がけているから。」なんだそうです。何か新しいことや大きいことに挑戦するのは誰でも怖いことですが、その上人見知りとなれば人一倍勇気がいることでしょう。でもそこで自らを奮い立たせて挑戦していくから、辛いことがあっても耐えて逃げ出さなかったから誰もが認める大人気声優になれたのでしょうね。その心の強さとグレートな勇姿には尊敬せざるおえません。
 声優を目指すにしても他の夢を目指すにしても「自分は人見知りだから・・・。」「どうせ自分だったら叶えられないよ。」と弱気になってしまい、挑戦することすらせずに諦めてしまう人も少なくありません。しかし克服出来ないことでは決してないし、克服の仕方もたくさんあります。克服出来なくても「集中して役に入り込む」だったり「自分の長所をひたすら磨く」など、弱点を補う方法はいくらでもあるんですよ。諦める前にまずは体中から勇気をかき集めて、思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか?その勇気こそが夢を叶えるためには才能よりも大切なものなんだと思いますよ。